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2014年2月4日火曜日

テト旅行

テト休みで小旅行に行っていたのだが、暴飲暴食がたたったのか、軽い痛風の発作で予定より早く帰ってきた。旅先はカンボジアとの国境にある妻の故郷、メコンデルタの美しい町で、おおくの場合と同じように、国境の町というのは食べ物が美味だ。そして大きな寺院がある。文化の混淆による刺激ということがあるのだろう。其処で食べ物を節制するわけにはいかなかったのだが……






今回の発作は重症というわけではなく、痛みも昨晩の一時的な激しさを除いては、いまはなんとか歩ける。トイレにいけないなどということもない。松葉杖を二本必要とするわけではなく、すでに一本で充分だ。

…………


ショパンの音楽をそれほど好んで聴くほうではないが、こういったときはショパンのマズルカが気分にあう。最近は、Maryla Jonasのマズルカがお気に入りだ。数カ月前、ショパン最晩年のop. 68 no. 4の驚くべき演奏に出会った。ポーランド生まれのMaryla Jonasはナチ占領時代に悲惨な目に遭遇しているらしい。彼女は生き残りはしたが、当時、夫、兄弟、両親を失っている。晩年はナチ時代の徒歩での困苦の逃避行での障害や心的外傷によるのか、精神のバランスを崩したようで、若死にしている(48歳で逝去)。録音がわずかしか残っていないのが残念だ。