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2011年1月29日土曜日

資料:<日本の若者がおとなしいのは不思議だ>

かなり前から、日本に暴動が起こらないのは不思議だ、という類の言説はあったようだ。たとえば、上野千鶴子さんインタビューより。


  私が日本的現象だと思って不思議なのは、フリーターが増えていて、若年失業率が高まっているのに、当事者に危機感がないことです。自分が不当に扱われているにもかかわらず、仕事がないということに対する危機感がない。
  それを支えているのは親でしょう? 親に対する依存があるために、パラサイトシングルでいられる。親のほうも、子どもが離れていってほしくないために、それを認める。おたがいにもたれあって、自立をしようとしない、あるいは子どもを自立させようとしない共依存状態です。
  いまの状況は、外国だったら暴動が起きていてもおかしくないような事態です。フランスの経済危機では、学生デモが起きました。
  いままでの日本の家族には、パラサイトを支えるだけの親のスネがありました。しかし、このスネは早晩なくなります。
  それから、仕事のリアリティを持てない背景には、子どものときに、仕事への接触がないことが大きいと思います。これは、学校が本当に悪いと思いますね。アルバイト禁止なんていう、とんでもないことを、なんでするのか。子どもたちを学校という管理社会のなかに囲いこんで、子どもたちから社会経験を奪ってきたわけです。





ここでは、「財政破綻」に絡んでのいくつかの資料を掲げる、すこし際物系も含めて(しかし、ほんとうにキワモノか? 三年後の現実の可能性などを指摘する見解もあるのだが……)。



※参照: